本・書評

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へを読んで気付いた知能格差

あにたろ

ワシはな、職場にいる「当たり前のことができない部下」に対して、「なんでできんのや」と思い、ストレスを抱えてたんや。

教えようにもふてくされてしまうから、もうワシは放置してた。

そんなとき、『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』が面白かったから、その分析・考察動画を観てたら、その後輩と似た状況の人たちが引き合いに出てた。

貧困層の人たちや。

彼らは「やらなければならないこと」を常に後回しにする。

仕事の期限が過ぎてもやらない。職務上必要な物品の確認をせず、枯渇させる。その後輩の状況と一致しとる。

なぜ彼・彼女らはだらしないのか。

ワシは「なぜやらないのか」を理解してあげられなかった。

彼らは 高次脳機能障害 だった。

「やろう」と思っても、できないんや。

努力すれば誰でも最低限、このレベルまではできる——そう思ってたけど、それが「当たり前」じゃない。

後輩は全然普通やからな。高次脳機能障害なんて思っていないけど、黒白ハッキリしたものじゃなくて、ホワイト寄りのグレーゾーンの人はたくさんおる。

ただ、そんな大きな障害めいたものではなく、「知能格差」を感じざるを得ない瞬間は多くある。

ワシは30代半ば、後輩は20代前半。知能格差は教養と環境によるものなんかなと思う。

教育環境は、一回り違えばガラリと変わる。

ワシらの頃より、悪い意味で「甘い環境」になってる。叱る親もおらん。スマホなんて、脳が萎縮する「夢のアイテム」を小学生の頃から持てるわけや。

その中で、自分を律する環境に置かれた人は、頭一つ抜けてくる。

その逆も然り。

幼少期から築いてきた「知能格差」を抱えたまま社会人になり、甘やかされてきた環境から、「責任ある職場」へと放り込まれる。

上司に命令される形で行動を強要され、それができなければ 「ふてて」自分を守ろうとする。

現実が見えないんや。

現実を見ないから仕事ができない。

知ったふりをして、知らないまま時が過ぎる。

知能格差が広がっていく。

『FACT』、面白いで。

単純に「知能が低い少年が陰謀論にハマっていくマンガ」とだけでは片付けられない、深いテーマを感じたわ。

後輩のことは、職場の後輩やけど所詮「赤の他人」や。
この学びがあってもどうしてあげることもできん。

結局は自分はそれを知ってどうするかやな。
「人の振り見て我が振り直せ」 。

ワシも「しなければならない」というより、「した方が人生が豊かになる」と思ってることを先送りにして、2、3年過ぎてしまっている。

程度は違うが、ワシもグレーゾーン。

今日から行動していこうと思う。

その後、「貧困と脳」という本に出会い、更にはっきりとした答えに気付いた。

次の記事に書きます。

ABOUT ME
あにたろ
あにたろ
30代の元消防士。歴15年。 自身の経験や感じたことを綴ります。 生きづらさを感じる人たちへ――。 私の言葉が、少しでも人生の助けになりますように。 身バレ防止の為、一部フィクションを交えて記事を書きます。
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